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チリの天文台滞在記

Shigemi Numazawa

 チリ中央部、LA SERENA近郊には、世界最大級の各国の天文台が3箇所に作られています(4番目の天文台がESO付近に建設中)。 チリ・アンデス西端の2000メートル級の山々が特に条件がよい理由は、フンボルト海流による寒冷な空気が大気の下層に雲海を作り、それよりも上層の山岳地帯は、下界と隔絶された条件を作り出すということです。雲海によって下界の光は遮断され、空は、世界トップクラスの落ち着いた大気をもたらします




(付録)

チリ最北端皆既日食の旅(制作中)

1994年チリ北端において観測された皆既日食の状況と、その近郊の素晴らしい自然景観をご紹介します。



ラス・カンパナス天文台

98年、NHK サイエンススペシャル「銀河宇宙オデッセイ」の取材で、5月、12月の2ヶ月間、チリ・ラスカンパナス天文台に滞在しました。ここは、アメリカのカーネギー研究所が運営する天文台で、研究員および、審査によって選ばれたごく限られた天文学者しか利用できない、孤高の存在と言えるところです。各研究者は、長期にわたって天文台を使用できるため、天文学者のあこがれの存在です。

ラスカンパナス天文台全景

ヘリコプターによる空撮でとらえた全景です。アンデスの西に位置する、標高2400メートルの峰の上にゆったりと作られた天文台です。

各天文台

頂上にならぶ天文台。左から、40インチ(口径1メートル)スヲープ望遠鏡ドーム、カナダ・トロント大学30センチ望遠鏡ドーム、そして、最大の100インチ(2.5メートル)デュポン望遠鏡ドーム。100インチの左に小さく見える小屋は、超新星1987Aの発見の舞台となった10インチ写真儀の観測棟です。

  

100インチ・40インチ・10インチ

各望遠鏡

100インチは、北半球のウイルソン天文台のスペックに対応して作られましたが、その視野直径は世界最大を誇り、50センチ四方の写真乾板に像を結びます。40インチは、F7の明るさがあり我々NHKスタッフが長期にわたって使用した望遠鏡です。10インチは、写真儀という、いわばカメラのような物です。ここでイアン・シェルトンが1987年に超新星を発見しました。

    

40インチコンソール・外での撮影・夕暮れを待つ・機材準備風景

天体撮影は、戦場のような忙しさです。当JPLは、5月には沼澤茂美と脇屋奈々代が、12月には沼澤のみ参加しました。我々は、天文台内部での機械調整と対象天体の導入、撮影スペックの判断の他に、外での各種天体写真の撮影をしなければなりませんでした。同時に多くのカメラやビデオを動かすために非常に忙しいのです。外気は、季節を問わず5度以下になるため、重装備でのぞむ必要があります。

  

スタッフ・食堂にて・カメラクルー

左は、100インチ撮影後のスナップで、当時台長のクンケル博士も一緒です。食堂は、ひじょうにアットホームな環境で、ラ・セレナでトップの腕をもつといわれる名コック・ホワンさんが腕を振るってくれました。

まだまだ書ききれないラスカンパナス滞在記ですが、質問や要望がありましたらお知らせください。


セロ・トロロ天文台



断崖の頂上に建つ、「セロ・トロロインターアメリカン天文台」。ここは、アメリカの大学組織AURAが運営する大天文台です。北米キットピーク天文台と双子の望遠鏡口径4メートル大反射望遠鏡が、ひときわ巨大な姿を見せています。

     

生活棟からの全景・4メートル望遠鏡・夕日を浴びる巨大ドーム

何といっても圧巻は4メートルメイヨール望遠鏡です。当時パロマー山5メートル望遠鏡に次ぐ大きさをもち、最先端の機器に武装されたその巨大な姿に圧倒されます。しかし、その動きは非常になめらかで早いのには驚かされます。望遠鏡底部の観測ケージには人が入れるのです。

フォルクス・ワーゲン

生活棟の外に駐車されているワーゲンの隊列。すべてブラジル製です。観測者は観測ドームまでの足として、この車が与えられます。

晩さん

セロ・トロロ天文台長夫妻との晩餐会の一こま。当時、同天文台の台長だったウィリアムズさんは、現在ハッブル宇宙望遠鏡研究所の所長として活躍されています。


ESO

ヨーロッパ南天天文台

ラス・カンパナス天文台の南の山頂に連なるのがESO(ヨーロッパ南天天文台)です。この天文台は、ヨーロッパ各国の研究機関が合同されて作られた組織で、天文台の規模は世界最大級です。最近はNTT最先端技術天文台が建てられて、脅威的な結果を出しています。私達は、残念ながら滞在することはありませんでしたが、ラス・間放す天文台から毎日のようにその全景を眺めていました。

   

山頂の天文台群・天文台への道

ESOは、その大小の天文台ドームの配置から、「白雪姫と7人の小人」と呼ばれていました。しかし、最近は、新たな巨大望遠鏡がたてられ、景観は変わりつつあります。



ハワイ・マウナケア山頂上の空
世界で最も宇宙に近い天文台マウナケア山頂の見事な星空を紹介します





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イラスト

天体写真

日本プラネタリウムラボラトリー

百武彗星

神林天文台




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